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相続マンションの売却、仲介と買取どちらを選ぶべきか

相続マンションを売却する 2 つの方法「仲介」と「買取」の違い、価格・期間・適したケースを、宅地建物取引士が中立の立場で解説します。

公開: 2026-06-039 分で読めるby 松下 慎司

「相続したマンションを売りたいが、仲介と買取、どちらがいいのだろうか」——これは、ご相談時にもっとも多くいただくご質問のひとつです。

仲介と買取は、それぞれメリット・デメリットが異なります。どちらが正解というものではなく、お客様のご事情によって適切な選択が変わる のが実情です。本記事では、両者の違いと判断のポイントを、宅地建物取引士の視点で中立に整理します。

1. 仲介と買取の根本的な違い

仲介とは

不動産業者が 市場で買主を探し、売主と買主の取引を仲介する 方法です。

  • 売主:あなた(相続人)
  • 買主:一般の購入希望者
  • 不動産業者:両者をマッチングする仲介人

買取とは

不動産業者が自社で物件を直接買い取る 方法です。

  • 売主:あなた(相続人)
  • 買主:不動産業者そのもの

つまり、仲介は「売り先を探す」サービス、買取は「買い手そのもの」というのが根本的な違いです。

2. 価格・期間の目安

項目 仲介 買取
売却価格の目安 市場相場に近い水準 仲介の 65〜80% 程度
期間の目安 3〜6 ヶ月 数日〜数週間
内見対応 必要 不要
販売活動 必要 不要
契約不適合責任 売主が負う 業者免責が一般的

価格差の目安は江東区マンションのような流動性の比較的高いエリアの一般的な水準です。物件の状態・立地・タイミングにより変動します。

3. 仲介に向いているケース

以下に当てはまる場合は、仲介を選択するのが合理的です:

3-1. 時間に余裕がある

「半年以内に売れればいい」「急いでいない」という場合、市場で買主を探すことで、相場に近い水準での売却が期待できます。

3-2. 物件の状態が比較的良い

築年数が浅い、リフォーム不要、立地が良いといった条件が揃っていれば、一般購入希望者の関心も得やすく、仲介で売れやすい傾向があります。

3-3. 売却額を重視する

相続人が複数いて、売却額を最大化して分割したい という場合は、仲介が適しています。

3-4. 物件が市場性のあるエリアにある

豊洲・木場・門前仲町など、江東区内でも流動性の高いエリア にある物件は、仲介で適正な買主が見つかりやすいでしょう。

4. 買取に向いているケース

以下に当てはまる場合は、買取を検討する価値があります:

4-1. 早期に現金化したい

「相続税の納付期限が迫っている」「他の相続人との分割を早く済ませたい」といった事情がある場合、買取のスピードは大きなメリットです。

4-2. 内見対応が難しい

遠方にお住まいで、内見の度に立ち会うのが現実的でない場合、内見不要の買取が適しています。

4-3. 物件の状態に不安がある

残置物が多い、室内の傷みが目立つ、設備が古い等の状態でも、買取業者は物件をそのまま購入することが多く、リフォーム費用を売主が負担せずに済みます。

4-4. 契約不適合責任を負いたくない

仲介の場合、引渡し後に発見された不具合について売主が責任を負う「契約不適合責任」があります。買取では業者の免責が一般的で、売主のアフター負担が軽くなる 傾向があります。

4-5. 売却の事実を周囲に知られたくない

仲介はインターネット広告や周辺へのチラシ配布を伴うため、「マンションの売却を進めている」ことが近隣に知られます。買取は広告活動が不要なため、静かに進められます。

5. 当社の方針:両方をご提示する

当社では、お客様のご状況を伺ったうえで、仲介と買取の両方の見込みをお伝えし、お客様にお選びいただく 方針です。

ご相談時には、以下の情報を整理してご提示します:

  • 仲介で売却した場合の 参考価格帯(過去の成約事例に基づく)
  • 買取の場合の 概算金額(複数業者からの目安)
  • それぞれの 想定スケジュール
  • それぞれの 総コスト(仲介手数料・コンサルティング料・税金等)

「とにかく早く・確実に終わらせたい」「できるだけ高く売りたい」「家族の希望に合わせたい」——お客様のご事情に最もフィットする方法をご提案します。

詳しい費用の目安は 料金体系 を、サービスの流れは サービスフロー詳細 をご覧ください。

6. 補足:仲介の途中で買取に切り替えることもできる

「まずは仲介で 3 ヶ月試して、売れなければ買取に切り替える」という選択も可能です。多くの不動産業者では、これを「買取保証付き仲介」として提供しています。

ただし、買取保証額は通常の買取より さらに低めに設定される ことが多いため、判断の際は注意が必要です。

まとめ:判断のフローチャート

迷われた場合は、以下の順で考えると整理しやすいでしょう:

  1. 期限:いつまでに現金化が必要か?
    • 半年以上の余裕がある → 仲介を検討
    • 数週間〜数ヶ月以内 → 買取を検討
  2. 物件の状態:内見に適した状態か?
    • 整っている → 仲介で問題なし
    • 残置物・傷みあり → 買取が現実的
  3. 金額:価格と早さ、どちらを優先するか?
    • 金額重視 → 仲介
    • 早さ重視 → 買取

最終的なご判断は、参考価格と買取概算の 具体的な金額 を見たうえで決められるのが安心です。AI 査定では、仲介と買取の両方の参考額を 3 分でご確認いただけます。


※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定物件の査定額・将来の価格を示すものではありません。実際の価格は、物件の個別事情により異なります。

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